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私共の会社は食肉販売の小売店を一都三県にわたり(23年9月現在)二十三店舗、営業させて頂いております。私が全くの異業種から、この業界に身を投じてはやくも四十五年になります。
お肉のことを何も知らない私が即席で十日間程、お肉の専門店で見よう見まねで覚え開店にコギつけたのですが、今にして思えば若さ故の恐い物知らずだからこそ出来たことでしょうか?
そして私同様、お肉のことは全く素人の弟達の協力に助けられ、ここ迄一緒にやって来れた事が大きな支えとなりました。
この業界に入って感じたことは、長時間働くわりには見返りのない生産性の低い業種であるということでした。
その当時は牛・豚は何れの場合も枝肉(お肉の部分に骨が内包された状態)で仕入して、それをお肉から骨の部分を取り離すことに多くの時間を費いやすという状況でした。
そのうえ、そのような作業が一人前になるためには何年もかかりました。
つまるところお肉の専門店とは、脱骨する、そしてその後のお肉の部分をキレイに陳列する、つまり技術部門と店頭で販売することの2部門とがあって、始めて成り立っていた訳です。
私は業界のこの点を改めなくては、いつ迄たっても労働分配率の低い業種を脱することが出来ないと思いました。そこで脱骨の部分をアウトソーシングすることで、余剰人員を販売に回し、売上を上げて生産性を高めることが出来るように改めました。
今ではこのような行為は当たり前のこととして、この業界では受け入れられているのですが、その頃は業界の変わり者として受け止められておりました。
今後ジャンプが更に大きく飛躍する為には、いろいろの面からのイノベーションが必要です。
連日若い社員を交えて議論をしていますが、簡単には解は見当たりません。然しいつも私共小売業者は、お客様の目線で物事を考えていないと、たちどころに業績に影響してお客様に見放されてしまうことでは店頭に提示する価格には品質、鮮度、安全性は当然のことながら接客マナーに始まる会社のお客様に対する姿勢を含まれていなければなりません。
これからも、このような気持ちを大切に少しでもお客様に満足頂けるような経営に邁進してまいりますので、今後共宜しくお願い申し上げます。

